この記事は台湾にちょこっと移住したアラサー夫婦の日記です!
日々訪れた場所やお店を紹介しています。
夫・羊羊編、移住12日目パート3。
午前中に大直で行われていたドラゴンボートレースを観戦、午後は妻・小七と合流し龍山寺へ。
約200年前の当時の姿を残した剝皮寮[ボーピーリャオ]歴史街区を見学していると土砂降りに、、
夕方には止んできたので急いで西門に向かいました。
お年寄りのメッカ龍山寺から若者のメッカ西門へ。雨の老街は洪水に注意
台湾ではさっきまで晴れていたのに、急に土砂降りになることも珍しくありません。
そのため天気アプリで雨予想を見ながら観光することをお勧めします。
剝皮寮[ボーピーリャオ]歴史街区で足止めを喰らい、やっと小雨になったので急いで龍山寺から西門町に移動します。
龍山寺エリアは昔からある街「老街」のためか、排水があまり機能しておらず、、
あちこちで洪水が発生していました。雨の日の龍山寺エリアは注意しましょう。
あまり書きたくないですが、下水から虫も地上に避難してました..何虫かは察してください。
若者の街・西門。ランドマークは日本統治時代の赤煉瓦リノベ施設!
龍山寺と西門この二つのエリアは台北の左側にあり隣接しています。
しかし街の様子は龍山寺は日本の浅草や巣鴨のようなお年寄りの聖地、西門は原宿のような若者の聖地で正反対なエリアです。
西門にはショッピングビルや有名ブランドの店舗などが連なっており、
また地元グルメやスイーツ人気店も数多くあり台湾の最新トレンド発信地として有名です。
そんなトレンド発信の西門ですが、日本統治時代の建物をリノベーションした文化施設「西門紅楼」がランドマークになってます。
西門紅楼の歴史と特徴
西門紅楼[シーメンホンロウ]は、1908年に日本統治時代に建てられた公設市場が起源で、
戦後には映画館となり庶民に親しまれる娯楽施設として賑わいました。
その後2007年にリノベーションを行い、アート展、ライブ、ワークショップなど、
様々な文化的なイベントが開催されるクリエイティブ施設として利用されています。
漢字の通り赤レンガの外観が特徴的で、当時の日本建築の最新デザイン「辰野式」が取り入れられています。
東京駅も「辰野式」なので、なんとなく馴染みのあるデザインです。
外観は八角形と十字形を組み合わせた形で、当時の姿をそのまま残しているのが台湾リノベーション技術の高さを感じられます。
中に入ると、エントランスには西門紅楼の歴史が展示されており、
歴史遺産としての建物の価値を知ることができます。
ですが周りを見渡すと、カフェや現代的なグラフィックが掲示されており、
資料館の機能だけでなく気軽に滞在できる場所になっています。
奥に進むとさまざまなクリエイターのポップアップショップがたくさん!
雨にもかかわらず若い人を中心にとても賑わっていました!
戦前からの建物を大切にしつつも、最新流行の場所として利用する。
ここにも台湾の新旧の文化を大切にする「文創」政策の本気度を見ることができました。
原宿のランドマークだった旧原宿駅は老朽化で解体。建物=文化遺産と捉える大切さ
その一方で原宿では長年ランドマークとなっていた木造駅舎が、老朽化を理由にあっさりと壊されました。
2026年に新しくなった原宿駅の近くに復元されるようですが、あくまでも復元で建物は新築のため歴史的価値はありません。
もちろん老朽化でもそのまま使い続け、利用者に危険が及んでしまったら問題ですが、
長年親しまれてきた建物でさえも、老朽化=危険=解体するという一方向的な考えが、
西門紅楼などの台湾リノベーション建築を訪れると疑問に思います。
どんな古い建物でも街の記憶が集積されたものであり、再現では失われてしまう文化的価値があると思います。
古い建物をそのまま保存することが台湾でできるのであれば、日本でもできるのではないでしょうか?
建物は古いから過去のものではなく、これまでの街の歴史や文化が集積された貴重な場所として、どんどん使っていくことが、その街を訪れることがワクワクするランドマークになれる
と西門紅楼を訪れて実感できました。
夜ご飯はシンプルスタイル雞肉飯
もっと周辺も散歩したかったですが、日も暮れてきたので次回に持ち越し。
お家最寄り市政府駅に戻り、夜ご飯のお店を散策。
台湾は魯肉飯は有名ですが、もう一つのソウルフード、雞肉飯[ジーローファン]を食べました。
魯肉飯とは違い蒸し鶏にタレがかかったシンプルな見た目。
とてもさっぱりとしていて、何杯でも食べれしまいそう。
今日は朝からあちこち訪れて、濃密な一日でした。
古いもの、新しいものが分け隔てなく存在する台北の面白さを改めて実感できました。
ご飯の解説は妻・小七の日記にて
本日のおまけ写真
八寶冰を食べた龍都冰菓專業家に飾ってあった昔の写真。
台湾版ジャルジャルのお二人。