台湾の道の名前はちょっと変?台湾旅行がもっと面白くなる三民主義とは?

こんにちは!羊羊(@yangyang_xiaoqi)です。

台湾を旅行していると、通りの名前に興味を持つことはありませんか?

「中山路」「中正路」「民生路」など、似たような名前の道があちこちにあることに気づきます。

実は、これらの道の名前には台湾の歴史と深い関わりがあり、それぞれに意味があります。

その鍵となるのが「三民主義(さんみんしゅぎ)」という台湾の基礎となる理念です。

今回は、台湾の道の名前と三民主義の関係を知ることで、台湾旅行がもっと面白くなるような豆知識を紹介します!

内容

三民主義とは?

華民国(台湾)の国父、孫文(そんぶん/台湾では孫中山と呼ばれる 銅像

三民主義とは、中華民国(台湾)の国父、孫文(そんぶん/台湾では孫中山と呼ばれる)が提唱した政治理念で、中国革命の指導原理となったものです。

具体的には、以下の3つの主義から成り立っています。

  1. 民族主義(みんぞくしゅぎ):国を独立させること
  2. 民権主義(みんけんしゅぎ):国民が政治に参加すること(民主主義)
  3. 民生主義(みんせいしゅぎ):国民の生活を豊かにすること(社会福祉)

この三つの理念は台湾の発展に大きな影響を与えており、今でも台湾の政治や社会の根幹をなす考え方となっています。

台湾の道の名前に隠された三民主義

台湾には「三民主義」に関連する道の名前が多くあります。代表的なものをいくつか紹介します。

民生路(みんせいろ)

民生路(みんせいろ)

民生主義(社会福祉や経済発展)を象徴する道です。台北の民生路エリアには、金融機関や高級住宅地が多く、洗練された雰囲気があります。また、カフェやレストランも多く、のんびり散策するのに最適なエリアです。

民権路(みんけんろ)

民権路(みんけんろ)

民権主義(民主主義)を象徴し、行政機関や学校が集まるエリアとして機能することが多いです。特に台北の民権東路には政治関連の施設や大学が多く、知的で活気のある雰囲気が漂っています。

民族路(みんぞくろ)

民族主義(国家の独立や文化の発展)を象徴する通りで、伝統文化が色濃く残る地域が多いです。台北の民族西路は、昔ながらの市場や歴史的建造物があり、台湾の文化を体験できる場所として人気があります。

特に台北市や高雄市にはこれらの名前の道が多くあり、三民主義が台湾の街づくりにも反映されていることが分かります。

その他の通りの由来

中山路(ちゅうざんろ)

「中山」は孫文の号(ごう/ペンネームのようなもの)であり、彼を讃えるために名付けられました。台湾各地に「中山路」や「中山北路・中山南路」があるのはそのためです。特に台北の「中山北路」は有名で、高級ホテルやおしゃれなカフェが並ぶエリアです。

中正路(ちゅうせいろ)

「中正」は蒋介石(しょうかいせき/台湾では蔣中正と呼ばれる)の本名に由来します。彼は台湾の発展に大きく貢献したため、多くの都市に「中正路」が存在します。また、台北には「中正紀念堂(ちゅうせいきねんどう)」という彼を記念した大きな建物があります。

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