この記事は台湾 台北にちょこっと移住したアラサー夫婦がそれぞれ書いた日記です!
夫・羊羊編、移住3日目その1。
初日・2日目と飛ばしてあちこち見て回ったので脚が痛い…
今日はお家の近くにある、松山文創園區とそのエリア松山地区を散策します。
松山文創園區[ソンシャンウェンジュアンユエンチュー]は、日本統治時代のタバコ工場で現在でもその建物をリノベーションして活用し展示場やお店がある場所です。
「文創」とは文化創意(カルチャー&クリエイティブ)産業の略で、台湾は政策として台湾カルチャーやクリエティブ産業の育成と発展を積極的に行なっています。そしてその政策の一環として、台湾にある歴史的な場所を文化創意産業地区として活用しています。
ただ歴史的な場所を保存するのではなく、そこで新しい歴史を作るという二重の意味でクリエイティブな場所であると考えています。
台湾にはそうした文化創意産業地区がたくさんあり、歴史と台湾の未来を体験することができます。
この「文創」を学ぶ事が台湾移住を決めた理由でもあります。
松山文創園區は、日本統治時代の建物だけでなく、デパートとホテルやオフィスが併設された新しい複合ビルもあります。建物の設計は有名な日本人建築家・伊東豊雄さんが設計しております。
それでは早速入ってみます。
都心の真ん中にありますが、池や森林もあり外を散策するだけでも心地の良い場所です。
虫除けスプレーも置いてあるので、しっかり塗ってから散策するのがお勧めです。
池にはマスコットキャラクター?の鴨隊長も運が良ければ見ることもできます。のんびり屋さんでいつも木陰で休んでいるので泳いでいる姿は激レアです。この日は会えず,,,
建物に入ってみましょう。建物内部は学校のように中庭を囲むようにロの字廊下があり、いくつかの部屋があります。廊下は終日自由に出入りすることができ、散歩コースのように歩いている方もおりました。
各部屋は元たばこ工場のことから柱のない大きな空間が特徴で、若手クリエイターのポップアップショップやイベントが至る所で開催されていました。
中庭に出てみましょう。
中庭は当時の雰囲気がそのまま綺麗な状態で残されており、周りの景色が遮られ一気にタイムスリップしたような気分になります。
つい最近までこの場所は日本統治時代の負の遺産として放置され、徹底的に壊すべきという時代もあったそうです。
ですが壊すことは歴史認識の湾曲で間違ったことだと認識し、これらの日本統治時代の建物も台湾の歴史を体現する貴重なもので残すべきと、政府の方針がガラッと変えたそうです。
そしてただ残すだけでなく未来へ発展していく場所として活用されています。
文化地区の周辺には、まだまだ保存作業中の建物がいくつかあり、数年後には隣接する統治時代の駅倉庫が新たなエリアとして開園するそうです。また新しくデパート併設のドームも建設中で、エリア一体がどんどん進化しているのを感じました。
保存と活用の考え方に痺れ午前中だけで見渡すのはあまりにも時間が足りないとなり、お昼ご飯を食べて再度訪れることに。
お昼ご飯は、台湾のビュッフェ式の食堂「台北素食」にしました。
台湾にはビュッフェ式の食堂が至る所にあり、自助餐[ジーズーツァン]と言います。自助餐は食べたい分の料理を選びサーブした重さによって金額が決まるシステムです。
しかも、このお店は全素(全てヴィーガン料理)。体にも優しいのはもちろんですが、台湾ならではで、豆腐や麺、豆の料理もたくさんあり、ヴィーガン料理でも大満足な料理がいっぱいありました。
近くで働いている方はご飯だけ入ったお弁当を持ってきて、おかずだけを選び購入してました。お財布にも優しい!
職場の近くにあったら絶対通う
ちなみに「素」「素食」の漢字がヴィーガン料理専門店の目印です!
お昼を食べ、おやつに餡饅を購入。
台湾でよくあるお得セットで、買二送一[マイアーソンイー](二つ買うと一つサービス)で3つ購入。
そして再度、松山文創園區へ向かいます。
その2へ続きます